粉瘤というよくある?出来物に悩まされているため注意喚起です。
おそらく一年くらい前から背中にぽこっと膨らんだしこりみたいなのがありました。気づいたらそこにあり、触っても押してもつねっても全く痛くない。奥さんは粉瘤だとすでに言い当てていたのですが全く害がないため放置していました。
自覚症状一日目。ある日寝返りをした際、背中に痛みがありました。物理的な痛みだったのですぐしこりのやつだと気づきました。起きて鏡を見ると前よりも膨らんでいる気がします。むむむ。それでも特にすぐ病院に行くわけではありませんでした。
(きっとここが大事な分かれ道でした。これからこんなことがあったらすぐ病院に行ってください。)
その日の夜には寝ようとしたときにすでに背中が痛く、背中の膨らみを押しつぶさない体制でないと寝れません。寝る前にストレッチしたときも腕を前に伸ばす動きで背中が突っ張ると痛かったような…?
自覚症状二日目。もはや朝方の寝返りで背中が痛くて起きました。鏡を見るとどことなく赤くなっているような感じ。ここで初めて検索したところ、粉瘤の症状に似ており、皮膚科に行くしか治すことができないと知りました。その日は土曜日で用事があり、日曜日に行けばいいやと思いましたが、私の地域では皮膚科は日曜日にやっていないらしく、渋々月曜に行くことに。この日はもう電車の椅子にも普通にもたれかかれないくらい痛く、上着の上からでもわかるくらい腫れていました。
月曜にようやく皮膚科に行くと、やはり粉瘤だと診断されました。中で膿がたまり、炎症を起こしているとのことで、炎症性粉瘤と呼ぶそうです。
ネットで検索していると1日で、15分で日帰り手術可能と書かれているところもありますが、炎症性粉瘤になるとだめみたいです。まずは穴を開けて膿を外に押し出し、抗生物質を飲んで炎症を抑えてからでないと、膨らんでいる粉瘤の摘出ができないらしいです。いわゆるくり抜き法と呼ばれる手法で処置してもらいました。
膿を出してもらってから1週間、抗生物質と痛み止めを飲みながら安静にしていたところみるみる膨らみが収まってきました。
皮膚科に再訪したところ、膿や角質が出きって空っぽの袋が残っている状況のようでした。
後は数か月後に来てみて、経過観察をするだけとのことでした。
背中にしこりがあるけど痛くないし放っておこうと思っている方、粉瘤を疑ってまずは皮膚科へ。処置が早ければ早いほど傷も小さく、きれいになる可能性が高いようです。